先日の村田vsエンダム戦の疑惑判定で、その曖昧なルールや、ジルベルト・メンドーザ会長の発言なども含め注目を浴びている老舗ボクシング団体WBAだが、「世紀の対決」として水面下で交渉が進行してい元ボクシング王者、フロイド・メイウェザーとUFCコナー・マクレガーのスーパーファイトに「関与しない」と発言した。
メンドーザ会長は「彼らの戦いはエキシビジョン以上の何物でもなく公式戦として支持できるものではない」と、関わること自体を拒否すると発言。「この試合を公式の試合と支持することがボクシングのためになるとは思えない。両選手が素晴らしいアスリートであることは認めるが、WBAがこのイベントに関与することがないことを明確にしたい」と語った。
メンドーザ会長のトーンとしては、全否定ではないにしろ、あくまでエキシビションマッチではあり公式戦にはなりえないというもの。実際のところ、メイウェザー対マクレガーの試合に関しては、ラスベガスのあるネバダ州のアスレチックコミッションの管轄であり、WBAなどボクシング団体の判断は必要がないため一種のアピール的な発言ともとれる。
マクレガーが州のボクシングライセンスを申請していない状況のまま、徐々に前進しているようだが、ネバダ州はこのスーパーファイトを承認することは「確実」との報道も流れている。