準天頂衛星「みちびき2号」を搭載したH2Aロケット34号機が6月1日午前9時17分、種子島宇宙センターから打ち上げられた。約30分後にロケットから予定の軌道に投入され、打ち上げは成功となった。
 34号機で打ち上げられた「みちびき2号」は日本版GPSと呼ばれ、2010年に稼動を始めた1機目や今年中に打ち上げ予定のほかの2機と合わせて稼動することで、カーナビやスマートフォンなどのGPSで生じる位置情報の誤差を数センチ程度にまで縮める効果が期待されている。また、災害時に交通手段や通信網が遮断されても、衛星を通じ情報が得られるようになる。