子どもに干渉しすぎたり、子どもの人格を否定したり……親から価値観を押し付けられ、精神的にまいってしまう人たちが増えているという。“毒親”とはいったいどんな親で、子どもにどのような影響与えるのだろうか。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』では、“毒親のムスメ”をテーマに当事者たちが赤裸々に語った。
(タレントでエッセイストの小島慶子さん)
毒親との関係を赤裸々に綴った著書「解縛」を出版しているタレントでエッセイストの小島慶子さんは、今後の毒親との関係を聞かれ、「分からない」と即答。しかし、「両親の介護が必要になったり、看取ったりするときにいろんなことを思うのかもしれない」と抱き合って今日から一緒に暮らそうとはならないとしながらも、「こういう形でしか生きられないことがあったんだな、あの人なりに精いっぱい生きたんだろうなって、遠くで親に共感することができたらベストです」と続け、自身の思いを語った。
(毒親から受けた自身の経験を漫画にしている春キャベツさん)
これを受け、毒親から受けた自身の経験を漫画にしている春キャベツさんは「親がまだ50代で介護などの現実味がない」と話す。「いずれそういう問題がくるのかと思うと、いつまでもただ距離をとるだけにはいかないけど、今は自分の心を一番大事にするために距離をとっている段階」と説明した。
(ソプラノ歌手の宮澤那名子さん)
さらに、ソプラノ歌手で毒親についてのブログを運営している宮澤那名子さんは、“母親がどう思うのかで自分の行動を考えるのをやめようキャンペーンを実施中”だと話す。「自分がやりたいことを、母親基準で“やめる”のをやめようと思うので、ブログも実名で顔を出している。お母さんも多分読んでいます」と話した。
しかし、最近では母親の態度に少し変化が見られ、「電話がかかってきて『ななちゃんの気持ちがちょっと分かるかも、ごめん』って1回言われた。お母さん自身が親にされていたこととリンクして、お母さんの中で何かが解決したんだと思います」と説明した。
一方で、毒親と連絡を絶ち、1年半距離を置いているという弁護士の吉田美希さんは、「親に結婚の報告もしていない。連絡はくるけど、まだ精神的な意味での自立ができていないので、それに応じると昔の自分に引き戻されてしまう」とコメントし、今はまだ親と物理的に距離を置いている段階だと話した。
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(ライター/小林リズム)