早稲田実業の主砲の清宮幸太郎内野手(3年)が6月4日、愛知県内で行われた招待試合に出場し、享栄戦の9回に高校通算100号となるホームランを放った。強烈な一発は右翼席場外まで届いた。試合後、取材に応じた清宮は「すごいことというか、あんまり実感はないです」と心境を明かした。インタビューの内容は以下のとおり。

―100号出ました。どんな気持ちですか。
今日なかなかいい当たりが出ていなかったので、最後の最後に出てよかったです。
―球場の雰囲気、周りの期待感がひしひしと伝わっていたと思いますが。
最後の打席も子どもたちが外野からたくさん声を出してくれていて、それもすごく聞こえていたので、力になりました。
―最終打席、初球から行きました。どんな思いで振っていったんですか。
最後なんで真っ直ぐ来るかなと思っていたんで。狙いどおりに来たんで、行きました。

―場外ホームランでした。100本目としてはどうですか。
昨日は自分らしい当たりがないと言っていたんですが、今日は100本目で自分らしいいい打球が飛んでくれたのでよかったです。
―最後の夏まであと1カ月。100号に到達した自身のバッティングはどう感じていますか。
春先はなかなかちょっと結果が出なかったんですが、そこからひとつつかんでから、かなりいい感じでここまで来ているので。いつも毎年このへんはあまり調子がよくないんですが、いい感じで調子も上がってきているので、あとはしっかりチーム力とともに、さらにレベルアップして夏を迎えたいです。
―「100」というホームランの数字はどう感じていますか。
そんなに打った感じはないんですけど。すごいことというか、あんまり実感はないです。
―なぜここまでホームランを積み重ねられたと思いますか。
日々のトレーニングだったり、練習の中でしっかりと自分の形で振るというか。あとは1年生からいろいろなことを経験させていただいているので、その賜物かなと思っています。
―経験の中で悔しさも糧になりましたか。
今までさまざまなチャンスをものにできなかった時があったので、そういうさまざまな経験がやはり今の自分に間違いなくつながっていて、その失敗が今の自分につながっていると思います。
―印象に残っているというホームランはありますか。
いっぱいありますけど(笑)甲子園で打ったやつとかは、やっぱり気持ちよかったですね。今日のもよかったです。
―この先のホームラン、また甲子園で打ちたいという思いはありますか?
センバツも出ましたけど、やっぱり夏の甲子園とはまた全然違った。夏出てなんぼというところもあるので、次またしっかり出て、次は勝てるチームにしていきたいです。
(C)AbemaTV
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