総理大臣官邸や議員会館、最高裁判所などがある国会議事堂の周辺には、日夜座り込む人やアピールする人たちの姿がある。彼らはいったい何をしているのだろうか。
「辺野古の海を守り抜くために 圧政迫るが立ち止まりはしない 今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう」
参議院会館の前に座り込み歌うのは、辺野古や普天間など沖縄の米軍基地に反対する人々だ。「2004年からずっと沖縄・辺野古の基地(に反対している)。平和のために基地はない方が良いから、ということで13年座り込んでいる」と話すのは、そのうちの1人、服部マリさん(71)。昼までパート勤めをし、午後から国会周辺で座り込みを行っている。座り込みの効果については、「国会議員の先生もここを通られる。国会に用事がある人もいっぱいいる。ここは霞ヶ関も近いし結構効果はある」と成果を感じているという。