SNSで「夜の山中で出会ったらホラー案件ですね(涙)」「不審車極まりない」と話題になっている車がある。
その怪しすぎる車があるのは福島県郡山市、車の所有者は服部純也さんだ。一見すると錆びてボロボロになったプリウス。しかし、触ってみるとボロボロではなく、塗装も剥げてはいない。一見錆びてボロボロになっているように見えるその車は、カーラッピングで作られたものだという。服部さんが経営するCARAPPは、カーラッピングの専門店。カーラッピングとは専用のフィルムを車のボディに貼り付けることで、気軽に愛車のイメージチェンジができる手法だ。その技術を使って廃車寸前のような“ボロボロのプリウス”を作り上げた。
しかし、なぜわざわざボロボロのデザインにしたのだろうか。服部さんは「海外では車をダメージ加工する『ラットスタイル』っていう(通称)ドブネズミスタイルっていうのが昔からある車のカスタム。まだ日本ではやっている方がいなかったので、やってみようかと思いましてサビ加工というものを作ってみました」と語った。この車で走れば会社のPRになるんじゃないかと街中を走ったところ、目撃者が次々にSNSに投稿して話題になったという。
また、PRによって依頼があり、さらにユニークな車を作ったという。それはボロボロになった高級車の「フェラーリ360モデナ」だ。フェラーリのオーナーである鈴木宏和さんは「フェラーリでドリフトというパフォーマンスをしているんですけど、もっと世界的にも知名度を上げたくて、何か出来ないかと思ったところサビのプリウスを見て、同じようにしたら派手だし知名度も上がるんじゃないかと思ってお願いしました」と述べた。
塗装料金はフルサイズで70万円、剥がすのに5万円だという。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)
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