6月10日(土)、韓国・ソウルで開催される『XIAOMI ROAD FC 039』に、プロレスラー・世志琥が参戦する。
今年2月に開催された『ROAD FC 036』でMMA(総合格闘技)に初挑戦し、対戦相手のチュン・ソンユ選手をTKO勝ちでリングに沈めた世志琥。MMAに挑戦した理由について聞かれるも「オファーがきたから」と、素っ気ない答えでけん制する。
前回の試合については、「あっと言う間だった、もっと遊んでやろうと思ったけど、倒れたんで」と余裕のコメント。試合後の感想も「気持ちいいです。自分のパンチで相手が倒れるのは気持ちいいっす……」と、隠しきれない闘志を覗かせた。
また、MMAとプロレスの“違い”を聞かれると「人の顔を殴れるか、殴れないかじゃないの?」と、これまたバッサリ。そして、再戦が決定したチュン・ソンユ選手との対戦については「特にないっす……」「自分、“秒殺”狙ってるんで」と、不遜なまでの自信を見せつけた。
なお、試合の“見どころ”については「(見てほしいのは)自分の怖さっスかね」「ほんと一瞬だと思うんで、そこ見逃さないでほしいですね」と、改めて“秒殺宣言”をブチ上げた。
■「プロレスラーは強い」「世志琥は強い」っていうのを証明したい
前回はアウェイ戦ということもあり、世志琥の勝利に会場からブーイングが起こる一幕も。しかし「いやもう『ちょー気持ちいいわ!』『もっと言ってよ!』みたいな」と、逆境をものともしないハートの強さも披露した世志琥は、「(次回の試合も)それ(ブーイング)が目標」と、ヒール役を引き受けたうえで完全勝利を狙っているようだ。
MMAの中で“プロレスを背負う”心境について質問されると「やっぱ『プロレスラーは、つえーんだ!』っつーのを、証明できると思うんで」「“背負って立つ”とかっていうよりも、“プロレスラーは強い”“世志琥は強い”っつーのを証明したい」「自分がいる<シードリング>って(女子プロレス)団体が本物なんで。マジなんで!」と、プロレスラーとしての自負とプライドを語った。
さらに、相手の顔面にパンチがヒットしたときの感触(感想)を「『あ、当たった』って感じです」「ホントにクリーンヒットしたら、顔面がブッ飛んじゃうんじゃないっスか?」と、不敵な笑みを浮かべつつ、あくまで強気の姿勢を貫いていた。
最後に、「テメーら戦いはよ、“ヤるかヤられるか”、それしかねーんだよ! プロレスラーのスゴ味見せてやっから、そこんとこヨロシク!!」と殺気を剥き出しにした世志琥は、“強さの証明”を宣言しインタビューを締めくくった。
プロレスを代表して殴り込みをかけるMMAのニュースター・世志琥は、一体どんな試合を見せてくれるのか? プロレスを含む多くの格闘技ファンから期待と注目を集める彼女の試合を、ぜひ目撃しよう。