ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也と高橋ヒロムが、6月7日「新日本プロレスワールド」の「ワンダーランド」に出演。高橋ヒロムが今年3度目となる「DOMINION 6.11 in OSAKA-JO HALL」のKUSHIDA戦を拒否する理由を改めて改めて口にした。
先日の大会に関しての公式記者会見に乱入し泣き出しながらベスト・オブ・スーパージュニア覇者とのKUSHIDAとのリマッチを拒否しウィル・オスプレイとの対戦を懇願したヒロムだが、菅林会長にその声は届かず強行されることが決定した。
この一連の強行カードについてヒロムは「(KUSHIDA戦を)受けたくないは一言も言ってないです。俺は先にオスプレイにリベンジしたいと言っただけです。別にKUSHIDA選手との挑戦はあとからいくらでもできるじゃないですか?何でそんなすぐに大阪城でやらなければいけないんですか?それは俺は言っちゃ駄目なんですか?別にいいですよ、オスプレイとやった後にKUSHIDA選手とやりますよ。まず俺がやりたいのは初対戦で負けたオスプレイですよ。そう言っただけです。負けた相手とはやらなければならないじゃないですか?それはチャンピオンとしてですよ。やられた借りを返さないと駄目じゃないですか、自然な流れじゃないですか?」と大阪でのマッチメイクについての不満を再びぶちまけた。
KUSHIDAに対しては「ベスト・オブ・スーパージュニア優勝は凄いです。ただそれだけですよ、もう終わったこと。直接カード変更を言いに行ったのに無視されたんですよ。あれおかしくないですか?普通に、常識的に。一選手が言いに行ったんですよ?俺はオスプレイとやりたいですよ、もしくは3ウェイでやりましょうか?いいですよ、KUSHIDAさん居ても」とKUSHIDA、オスプレイとの3ウェイ戦を要求した。
ヒロムがKUSHIDA戦を拒否している理由は極めてシンプルだ。「俺は今年2回KUSHIDA選手に勝ってるんですよ。東京ドームで勝って、リマッチ権だが大した実績もないのに3ヶ月、会社に組まれた試合をただ楽しんでいた3ヶ月で、いきなり挑戦して2分で終わっちゃったじゃないですか?だからなんで3回もやらなければらないんですか?」。意見を求められた内藤哲也は「俺、関係ないからね(笑)『バック・トゥー・ザ・フューチャー』って一番好きな映画ですよ。俺は(映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の)2が好きですよ」とKUSHIDAの新必殺技の名前を出して全く興味なさそうにコメントしていた。
あくまでヒロムは「俺はやりませんよ」と「いいんですか?また2分とかで終わっちゃったら。もうとっくに終わってるじゃないですか」と最後は泣き出してしまったヒロム。
チャンピオンの立場から「一度敗れたオスプレイと対戦したい」という意見と、またベスト・オブ・スーパー・ジュニアの優勝者がIWGP挑戦権を得るという決まりもないことから今年2度対戦したKUSHIDAとの対戦を望んでいないという意見は、筋がとおっているように思えるが・・・
チャンピオン本人が完全に対戦拒否をしたまま6.11大阪城になだれ込むという異常事態、その結末が気になるところだ。
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