ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也と高橋ヒロムが、6月7日「新日本プロレスワールド」の「ワンダーランド」に出演。内藤哲也が「DOMINION 6.11 in OSAKA-JO HALL」での棚橋弘至とのIWGPインターコンチネンタル戦について再び物申し、大阪城ホールの試合後にベルトの封印を宣言した。
まずは「週刊プロレス」誌上での棚橋弘至の内藤批判に対して誌面に線を引き準備した内藤は徹底反論した。内藤は「この記事をじっくり読ませて頂きましたよ。気になる点があったんでこの場をお借りして、言いたいなと…」と語りはじめた。
棚橋と内藤の舌戦のきっかけとなった今シリーズの棚橋の欠場については「今回は棚橋のゴリ押しでタイトル戦が決まって、開幕戦の前日前まで名前があったのに急遽カード変更して訳ですよ。以前僕が欠場したときは耳たぶの治療のためにメキシコに行ってましたけど、彼はどこに行ってましたか?と日本国内いたんなら会場にこれたんでしょ。歩けるでしょ、しゃべれるでしょ、だったらカード変更になって俺とは訳が違うわけですよ。これは一言挨拶に来るべきだったんじゃないの。と言いたい訳で…ケガをしたのは一生懸命プロレスをした結果ならそこは批判はしてませんよ」とここでも正論を展開。
ベルトの破壊行為について「やればやるたびに小物感が出ている」と非難する棚橋については「感じ方は人それぞれですよ。ただよく考えてください。その小物感が出てしまっている俺に、存在感で劣ってしまってるのは一体どこのエースですか?小物というのは自由だけど、それより下にいるのがあなただからね」とバッサリ。
また「何かに対して文句を言いたがるのが内藤だ、棚橋は文句も言わずにやりとげるタイプだ」というコメントには「今週の週刊プロレス読んでください、文句ばかりじゃないですか(笑)だって、文句も言わずにやり遂げるタイプらしいでけど、俺への悪口ばかりですよ」と続けた「内藤がビジネスができないから新日本プロレスがお前の言うことを聞かないんだ」というキツイ棚橋の一言にも「棚橋弘至も、そして古臭い新日本プロレスもそう思ってるんでしょ。でもお客さまはわかってる筈ですよ、内藤でビジネスができることを」と自信たっぷりに語った。
「(ICタイトル王者として)内藤はイデオロギーも何もない」という棚橋の意見に内藤は「その通りですよ。だって俺、IC王座を欲しいなんて一度も言ってないですからね。このベルトをどうしたい、確かに新しい色に染めたいって思いはありますよ、別にこのベルトを大きくしたいとかそういう思いはないですよ。そもそも巻きたいとすら思ったことない、ベルトですから」
そして内藤が不満を表明している新たなタイトルIWGP US選手権について「(US王座は)IC王座と何が違うの?ただベルトを増やしたいだけで全員をチャンピオンにしたいだけでしょ。最初からコケるものにNOということも大事だと僕は思いますよ」
最後に内藤は「文句があるなら俺からタイトルを奪い取ればいい。勝てば正しい。(タイトルを取り返したら)ベルトを新調するか手で直すといってるようですけど、ミニ四駆を器用に直したりしているそうなんで、ICのベルトを棚橋が直すまでみたいな生中継やったら僕は見ますよ(笑)」と茶化した。
欠場中の棚橋に今シリーズ話題を提供し続けてきたことについて内藤は「ここまでの言い合いも含めて皆さまが楽しんで棚橋自身も楽しんでいるこれは全て俺に感謝するべきですよ。そして棚橋も俺の手のひらの上ということですよ(笑)」。
最後にベルト破壊の真相について内藤は「そもそも何で破壊したかといえば、発言権がないというのも勿論あります、ただもしかしたら一番の理由は、US王座ですか。あれの誕生ですかね、あれは全く理解できないですね。あのベルトって何のためのベルトなんですか?と、『じゃあこのベルトもう要らないじゃん』と思っちゃいましたね」とついに語った内藤。他の選手たちが獣神サンダーライガーを除き批判してこないことや、ツイッターでファンからかなり厳しいコメントもあったと告白しながらも「僕にはこのベルトが何で存在しているか判らないし、もう役目は終わったんだと思うんです」と本音を明かした。すでに大阪城大会を最後に「IC王座を封印する」と宣言している内藤。棚橋本人の欠場で事前の大会の話題は「ベルト破壊」の話題に終始してしまったが、「ベルトの廃止」もしくは「返上」というテーマを自ら作り出して試合に臨むこととなる。
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