新日本プロレス、関西最大のビッグマッチである6月11日の大阪城ホール大会で、オカダ・カズチカとケニー・オメガが凄まじい激闘を見せてくれた。
試合はケニーがトップロープからのケブラーダを繰り出すなど、序盤から派手なぶつかり合いに。オカダは30分をすぎたところで必殺技レインメーカーをヒットさせたが、これはケニーがキックアウト。
1.4東京ドームでの一戦は46分45秒というロングマッチの末にオカダがIWGPヘビー級王座を防衛。おそろしくハイレベルな両者の闘いだけに、もはやどうすれば決着がつくのかは誰も想像てきない領域だ。
オカダのテーブルクラッシュエルボー、ケニーは片翼の天使。これでも勝負は決まらない。オカダは最後の最後にレインメーカーを決めたが、ここでタイムアップ。60分フルタイムドローでオカダの防衛となった。この内容、この結果は、伝説の目撃者となったファン全員が満足するものだっただろう。
IWGPヘビー級王座戦のオカダvsケニー、IWGPインターコンチネンタル王座戦の内藤哲也vs棚橋弘至、IWGPジュニアヘビー級王座戦の高橋ヒロムvsKUSHIDAと、タイトルマッチ3試合が1.4東京ドーム大会と同じカードだったが、それだけ「鉄板」のカードでもあり会場は超満員札止めに。試合内容についても「ドームを超えた」という声があるほどで、この大阪城ホール大会はあらゆる意味で大成功だったと言っていい。
7月1日、2日にはロサンゼルス大会を開催。ここではCodyがオカダに挑戦すると見られる。そしていよいよ夏、新日本プロレスは史上最高と言ってもいいクオリティを誇るメンバーで、G1クライマックスの季節を迎えようとしている。
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