13日に亡くなった女優・野際陽子さんの娘、真瀬樹里が自身の公式SNS上でコメントを発表した。

6月13日、8時05分、母、野際陽子が永眠致しました。
本日15日、親族のみでの葬儀を終えました。
3年前に肺腺癌が発覚し、先月5月8日肺炎を併発し入院してから1ヶ月強、一進一退を繰り返しながら必死に闘い抜きました。
2度の手術、抗がん剤治療と、仕事をしながらの壮絶な3年の闘病でした。
最期は、親族やスタッフに見守られ、抱きしめる私の腕の中で天国へ旅立ちました。安らかな、幸せそうな顔に見えました・・・。
今まで母を応援して下さった皆様、お世話になった仕事の関係者の皆様、本当にありがとうございました。
多くの人に愛される、役者としても一人の人間としても偉大な母だったと誇りに思っております。
母と、母の遺した作品を、どうかこれからも忘れずに愛し続けて頂けたらと存じます。
私は心の整理ができるまで、どれほどの時間がかかるか今はまだ分かりません。
ですが、母の一番の心残りは、「私の活躍をもっと見たかった事・・・」だと思います・・・。
天国の母にそれが見せられるよう、母がくれたこの命を精一杯輝いて生きていきたいと思っております。
真瀬 樹里
野際さんはドラマ「キイハンター」(1968年)「ずっとあなたが好きだった」(1992年)など多くの作品で活躍。現在放送中のドラマ「やすらぎの郷」(テレビ朝日系列)にもレギュラー出演しており、同作は突然の訃報を受け、16日に放送された第55話の冒頭部分で「心よりご冥福をお祈り申し上げます」と野際さんを追悼するテロップが流れた。


