自転車に乗るときに“保険”を意識したことがあるだろうか。最近、自転車保険の義務化の動きが全国の自治体で広がっている。
兵庫県・神戸地裁で2013年に自転車事故による高額賠償の判決が出た事案が世間に広く報道された。これによって、自転車事故の危険性、高額賠償リスクが広く認知されたことが自転車保険普及の背景にある。最近ではエコや健康志向の高まりから自転車への注目も大きい。東京海上日動・個人商品業務部第三分野グループ課長代理の八幡翔さんによると、「ロードバイクや電動アシスト自転車が増えれば増えるほど、実動する自転車の台数も増えていくので、事故も増えるということが考えられる」と話す。
兵庫県を皮切りに各自治体で自転車保険への加入義務化の動きがあり、順次隣県などへも義務化の動きは波及している。八幡さんは、今後この動きが全国的に広がっていくことは十分予想されるという。「各自治体も自転車保険の加入義務化については、検討をしていくだろうと予想しています。」と解説した。
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