昨週登場し、モンスター:サイプレス上野を撃破し、大きな話題を呼んだチャレンジャー:晋平太がその侵攻をどこまで伸ばすかに注目が集まるフリースタイルダンジョンREC7-4。
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予告でもあったように、今週はあまりにも因縁が深い漢 a.k.a GAMIとぶつかる事が既に発表されており、放送前からそのバトルの行方にSNS上は騒然としていた。
登場から目を合わせ、様々な感情の入り混じった表情でお互いを睨めつける両者。漢がトーク・パートで語っている通り、番組構成上で具体的には解説されていないため、ここでもその詳細は避けるが、二人は「お互いの仁義」に関わる問題を抱え「ビーフ」状態となっており、その火種はお互いを超え、シーンの中で常に議論や意見の種となっていた。
ただし、漢側からはメディアを通して様々な情報が提示されたが、晋平太側からは明確な返答や提示が見えづらかったため、そこで生まれた様々な憶測も込みで、結果的にはそれが晋平太のプロップを下げてしまっていた事は、事実だろう。
試合の結果、そしてこの騒動の行方は神のみぞ知るということなのか、PSG「かみさま」のビートが提示され、先攻:晋平太、後攻:漢で始まったバトル。「俺何かしたか?あれ?もしかして俺いじめられてる?貼られてる惨めなレッテルなら/この場で剥がし叩き返す」と、自らの置かれている、自らが認識している状況を吐き出す晋平太。
対して「弱い者いじめ/だったら惨め/ちげえよ勘違いすんなよ/ケジメつけにきただろ/ケリつけに」と返し、このバトルでケジメを付ける事を宣言する漢。その意味でも、承前の因縁が当然ながらバトルの中心線となった。「(UMB)の司会も降りた/(ダンジョンの)審査員も降りた/アンタのシナリオ通りな」「あんたがUMBを作った/俺がそれを救った」と、UMBに関わる動きも提示する晋平太。しかし「俺と般若に嘘ついてクビ切られたんだよ」と返し、普段のダンジョンのバトルでは見せないような、ギラついた目でスピットした漢が1stラウンドをものにした。
2ndラウンドも「嘘ついたってしか言ってねえじゃねえかよ」と放つ晋平太に対して、「嘘嘘嘘嘘ってお前嘘しかつかねえからそれしか言うことねえだけ」「お前は俺に復讐するために悪魔に魂売ったんだろ」と更に追い詰める漢。しかし「俺が嘘しかついてねえってその嘘/具体的にリアルにアンタのやり方でストリートみたいに言ってみろよ」と返し繋げた「人のリアルなんて10通りあるよ」という言葉も、また晋平太にとっては偽らざる感情だろう。
しかし「ストリートだったらとっくにボン!一発でワンパンでKOしてるに決まってんだろ」と切り返し(ここのフロウがやばすぎた!)「テレビだからしょうがないでしょ/あ~畜生めんどくせえ/このアーティスト」と繋げる漢。しかし晋平太も「9sari/<コンプラ>/祖知ったこっちゃねえ/嘘ついた?俺を鎖で縛んな/それと天秤で量るな」と、騒動に関するワードを折り込み、2ndラウンドは晋平太の勝利。
最終ラウンドは先攻:漢、後攻:晋平太でスタート。「嘘の無いリアルなMC」と自らの立場を明らかにし、「お前は今日はここに来ても残念な嘘ばかりで悲しい」と切り出す漢。対して「(自分も漢も)フリースタイルのレベル上げる為にやってる/そのハードルちゃんと上げてKOK(註:漢が主宰するMCバトル「KING OF KINGS」)作った/それは素晴らしいと思うよ/だけどマイクは憂さ晴らしの道具ではねえよ」と返す晋平太。
それに更に「KOKそれもお前がいなかったら出来なかった大会/ありがとな晋平太」「ブームに乗るよりも俺は文化に残す」と返す漢に対して、「ブームにしたのは皆だろ/それを文化にするのも皆だろ」と更に乗せる晋平太。その意味でもこれまでの2戦とは全く違う、お互いの立場を認め合う試合となったこのラウンド。そして「俺だってあんな言われ方して司会続けるの嫌だぜ/辛かったぜ/恨みたかったぜ/でもな本心でいう漢くんの事好きだぜ」と心情を吐露する晋平太に、その肩を叩き「残念なだけ/懺悔はもういらねえ/さっさと俺と手を繋げ」と切り出す漢。
そして「テメーは雑魚の手下になってよ/誰かに使われる事ばっか/使われるんじゃねえよ/一緒に手をつなごうって言ってんだよ」と言って漢と晋平太がガッチリと手を握る。そして「アンタの作ったUMB/それをもっと有名に/KOKとデカくして日本一の大会に/それ出来るなら俺はこの生命もいらないぐらいに……」と言ってビートが終わってしまった晋平太に、「ぐらいになんだよ?」と尋ねる漢。それに対して「フリースタイルしたいっす」と応える晋平太。その肩を再び叩きながら「フリースタイルしたいんだったら皆から外れてんじゃなくて、皆の中にな」と語りかける漢。
結果は晋平太の勝利だったが、勝ち負けを超えた、恩讐を超えた「セッション」がここにはあった。
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