東京都の小池百合子知事は20 日、記者会見で『豊洲市場を活用しつつ築地市場を再開発する』という基本方針を表明した。
この発表について、評論家・古谷経衡氏は全く評価できないという厳しい意見だ。「結局、両方（豊洲・築地）にいい顔をする。『決断した』『発表した』と言っているが、決断でも発表でもなく、先送りの一種。残された築地の方にテーマパーク的なものを建設するというのも非常に箱モノ的な発想」と話す。
また、今の小池都知事について古谷氏は、大臣時代の尖っていた牙が抜かれてしまったと語る。「そこ（築地）だけ規制を緩和して、築地の跡地に夜の客層を狙ったような24時間（営業）の何かにする、というのだったら“さもありなん”かと思うが、そこまで全く言及していない。ただ単に2つ残してどちらからも非難されない、逃げ腰というか、弱腰に見えてしまう。どうせだったら大胆に決断していただきたい。」と独自の見解を語った。
