雨の日によく見かける、傘を水平にして持ち歩く人。階段で後ろを歩くと、ちょうど傘の先端部分が目の高さに相当する。街で話を聞くと、そのような持ち方に多くの人が危険を感じている。
「(前の人が)横に持っていたので、先端の部分がガッと当たりました」「(傘を突き出した人が)階段で詰まって止まる。そのときに(先端が)ブスッと」と、実際に傘の先端に接触した人も。
東京都が3000人を対象に行った調査では、傘で「ヒヤリとした」「怪我をした」と答えた人が半数以上にものぼったという。
傘の使い方に関して「イライラする瞬間」を街の人に聞いたところ、特に不快に感じるとの声が多かったのが、「電車やバスの車内に濡れたままの傘を閉じずに持ち込むこと」だ。水滴がついたり、傘の先端から水滴が垂れたりすることで、服や靴が濡れてイライラするという。
ほかにも、「近くに人がいるにもかかわらずいきなり傘を開く行為」「傘についた水滴を振り払う行為」「すれ違いざまに傘を傾けず譲らない行為」が、多くの人から「迷惑」との声があがった。
「迷惑な傘マナー」(出典:マクロミル)のランキングでは、
1位 「周囲を確認せず」傘の露を払う
2位 「周囲を確認せず」急に傘を開く
3位 人とすれ違う時に傘をかしげない
4位 傘の先を後ろ向きに振って歩く
5位 傘をさして自転車を運転する
と、周囲を確認しない行為が上位となっている。
ジメジメと不快な天気が多いこのシーズン、ちょっとしたことでもイライラしがちになる。傘を使う時はトラブルにならないよう、いつも以上に周囲に気を配りたい。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)