青山パン祭りを開催するBREAD LABのチーフディレクターで、毎日パンを食べるほどのパン好きというパンコーディネーターの入江葵さん。そんな入江さんに、東京都内で食べられるオススメの絶品「惣菜パン」&「たまごサンド」ベスト3を聞いた。
■「惣菜パン」ベスト3
【第3位 吉田パン】(東京都葛飾区亀有)
コッペパン専門店の「吉田パン」。多い日には1日1500個も売れるほどの人気だ。店内にはパンが並んでおらず、注文した具材でコッペパンを作ってくれる。コロッケやナポリタンなど、全30種類のトッピングから好きな具材をコッペパンに挟むことが可能。コンビーフとポテトサラダを挟んだパン(300円)や、この時期限定の塩焼きそばパン(300円)など、味の組み合わせを自由に楽しむことができる。
この「吉田パン」は岩手県盛岡市のソウルフード「福田パン」がルーツになっているという。地元では知らない人がいないほど有名なコッペパン専門店だ。吉田パンに話を聞くと、「吉田(オーナー)が福田さんから勉強させていただいて今のスタイルになっている。パンを熟成させるところでこだわりを持って作っている」と明かしてくれた。
入江さんオススメは「焼きそば×そぼろレンコン」(300円)。「焼きそばにレンコンのしゃきしゃき感がかなり効いてます。これ1つでお腹いっぱいになるので、お昼ご飯にもぴったり」とのことだ。
【第2位 Soil by HOUTOU BAKERY】(神奈川県・京急県立大学駅)
旬な野菜をふんだんに使った惣菜パンが人気のお店。使用されている野菜は、海の恵みたっぷりの三浦半島で育てられた、ミネラル豊富な横須賀野菜。新鮮な野菜を地元農家から直接仕入れ、提供している。
このお店で入江さんが最もオススメする惣菜パンが「季節野菜のピゼッタ」(390円、税別)。「1個で満足していただけるような商品作りを心がけている」と店が話すとおり、野菜との相性の良いバジルが練りこんである生地に、新玉ねぎ、黄色にんじん、トマト、インカの目覚めなど12種類の新鮮な野菜が惜しげもなく使われている。
【第1位 えびすぱん】(東京都・恵比寿駅)
2017年3月にオープンしたばかりのコッペパン専門店。「あん&マスカルポーネ」(250円、税別)など、おしゃれで珍しいコッペパンを食べることができ、約20種類のバリュエーションがある。
入江さんのオススメは「熟成トンカツ」(350円、税別)。厚さ3cmの極太のトンカツを豪快に挟んだ熟成トンカツサンドだ。「ビストロとかフレンチを何年もやっていた。今までのパン屋さんとは違った面白さを作りたくて、手作りにこだわって一から仕込んで作っている」というこだわりのトンカツは、下処理した豚肉をハーブやオリーブオイルでマリネしたものを3~4日ほど寝かせ、その後低温調理でじっくり8時間かけ火を通す。そうすることで柔らかく、旨味を凝縮したトンカツに仕上げることができるという。
■「たまごサンド」ベスト3
【第3位 アメリカン】(東京都中央区銀座)
アメリカンの「卵サンド」(500円)は、食パン1斤をまるごと使ったボリューミーな一品。サンドイッチなのかという量のたまごサラダが乗り、サラダでパンがへこむほど。食パンは老舗パン屋「新橋ベーカリー」のものを使用している。
【第2位 Camelback sandwich&espresso】(東京都渋谷区神山町)
「すしやの卵サンド」(380円、税別)は、元寿司職人の店主がつくるたまごサンド。カタネベーカリーのもちもちのパンを使い、たまごにもパンにもこだわった一品だ。入江さんいわく、「からしがきいてて、ちょっとトーストしたパンもサクサク」という点もポイント。
【第1位 le coq sportif avant EGG STAND】(東京都渋谷区神宮前)
代々木八幡にあるお店のシェフが監修してメニューを開発。「EGG SANDWICH」(430円、税別)は、ブリオッシュ生地の食パンに、本格的なフレンチの料理人がプロデュースしたたまごサラダが挟まれている。たまごサラダにはピクルスも入っており、アクセントが効いた大人のたまごサンドだ。入江さんは「ちょっと特別な日に食べてもらいたい」と話した。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)