新日本プロレス、真夏の大一番となるリーグ戦・G1クライマックスのブロック分けと主要カードが発表された。
〈Aブロック〉
棚橋弘至、真壁刀義、永田裕志、後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHI、バッドラック・ファレ、内藤哲也、ザック・セイバーJr、飯伏幸太
〈Bブロック〉
小島聡、ジュース・ロビンソン、マイケル・エルガン、オカダ・カズチカ、矢野通、ケニー・オメガ、タマ・トンガ、EVIL、SANADA、鈴木みのる
注目したいのは、因縁、ストーリーを持つ選手同士が同じブロックに入っていることだ。たとえば、IWGPインターコンチネンタル王座をめぐって激しくやりあった棚橋と内藤が同じAブロックに。両者は8月11日の両国国技館大会で対戦する。リーグ戦最終盤での闘いだけに、優勝決定戦進出の行方を大きく左右する闘いになることは間違いない。
また内藤は、7月17日の開幕戦、札幌大会で飯伏幸太との対戦が決まった。飯伏は新日本とDDTのダブル所属だったが、昨年、両団体とも退団。昨年はG1も欠場しており、今年は2年ぶりの出場だ。
そして、同い年の飯伏と何かと比較され、ライバルと見られてきた内藤は、この1年あまりで大出世を果たした。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを率い、制御不能キャラで新日本でもトップの人気選手に。そんな内藤は、スポーツ新聞でのインタビューでフリーになってからわずかな試合しかしていない飯伏を認めないという発言をしている。
フリーとしての新日マット“完全復帰”を優勝で飾りたい飯伏。そこに、いまや巨大な存在となった内藤が立ちはだかる。これまでとは関係性が代わり、となれば試合展開も変わってくるはず。
どちらが勝つにせよ、スタートダッシュという意味でもファンに与えるインパクトという意味でも重要な開幕戦。新局面を迎えるライバル対決で、新日本の夏が始まる。
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