格闘技のシビアさとロマンを改めて感じさせる試合が、パンクラス・ディファ有明大会(7月2日(日)15時~AbemaTVで生中継)で行なわれる。ランキング2位の上田将勝と8位のTSUNEが対戦するバンタム級マッチだ。
ともにランカーである以上、対戦するのは不思議ではない。ましてTSUNEは現在4連勝中と今後に期待がかかる選手だ。ただ、上田は元修斗世界王者で、豊富な経験とオールラウンドな実力を持つ、日本屈指の強豪。対戦オファーに、TSUNEは「朝早くメールでオファーもらって、目が覚めました」と言う。キャリアから考えれば、上田は雲の上の存在。「僕が格闘技を始めた時には修斗のチャンピオンでしたから。ずっと見てきた憧れの選手です」。
連勝中だけに、上田戦は「ちょうどいいタイミング」と自信をうかがわせるコメントも
そんな上田との対戦にTSUNEは「上田選手相手に自分をどこまで出せるか」と、挑戦者の立場で真っ向勝負をしたいようだ。
公開練習では様々な体勢、局面を意識してのミット打ちを披露。相手のしつこいテイクダウンをディフェンスしながら、いかに得意の打撃を叩き込むか。勝てば一気にタイトルマッチも見えてくるが、「まずはこの試合に勝たないと」とTSUNE。
昨年は秒殺KO勝利もあっただけに、ハマれば一瞬で試合が終わる可能性もある。王者・石渡伸太郎を筆頭にハイレベルな選手が揃うパンクラス・バンタム級の好カードだ。