自民党は歴史的な大敗となった東京都議選。その象徴とも言えるのが7つある「1人区」での結果だ。選挙前、すべての1人区を自民党が独占していたが、今回はこのうち6つを都民ファーストの会が制し、自民党が議席を唯一守ったのは「島しょ部」のみとなった。
島しょ部とは伊豆諸島および小笠原諸島の10の島々のエリアのことで、1878年に東京都がまだ東京府だったころに東京府の一部となった。これまでの当選者のほとんどが自民党所属で、1955年の結党以来14年間、議席を自民党が守り続けてきた。その後、連勝記録は一旦ストップしたが、1989年からは再び自民党が8連勝している。