KID FRESINOとの共作に続きSUMMITからC.O.S.A.が放つ6曲入りミニ。肚すわった太筆書きのリリシズムと、屈強な意志を宿したラップは、異彩を放つRAMZAのトラック「WGD」でひときわ鮮烈に。苦みばしったライン一つ一つが刺さる。やや形を変え女性に歌いかけるタイトル曲のヴァースでも、それは独特の慈しむよなラヴソングへと着地している。器でかい。
進行性がんで闘病中のECDの2CDベストは、客演曲やコンピ曲、リミックス等もまじえ’00年代以降の曲を集めたもの。ごっこじゃなく、生きる中で絞り出してきたその音楽は時を経てなお強し。今ここを全うせんと叩きつける曲の数々を、止めぬ歩みとして記録する2CDにして、その背後にある膨大な曲へと思いをはせさせる。そしてまた、今のECDの声とラップ、音楽が聴きたい。