タレント・野沢直子の長女で女性格闘家の真珠・オークライヤーが7月30日にさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017」でプロデビューすることが発表され話題になっている。
スペシャルワンマッチで、米国のベテランファイター、シーナ・スターと対戦する真珠は「デビューが決まってうれしいです。必ずエキサイティングでアグレッシブな試合をします。一ファンとして立ち技、キック技が一番面白いと思うので、そこをみせる試合をしたい」とこの一戦に賭ける意気込みを語った。
真珠は9歳から空手を始め、昨年から柔術も習い始めており、今年2月にアマチュアの総合格闘技大会でデビュー。5戦無敗のラーキン・ダッシュと対戦し、判定勝ちを収めている。この試合の模様はテレビでも放映され、その美貌と相まって大きな反響を呼び、その後4月16日に開催されたRIZIN横浜大会のリングに登場した真珠はRIZIN参戦を表明していた。
現在、RIZINでは多くの女子格闘家が活躍しており横浜大会では11試合中4試合、女子の試合が組まれるなど、“ジョシカク”(女子格闘技)の熱い闘いに注目が集まっている。“ジョシカク”の象徴とも言える存在が、端正なルックスとリング内での実力を併せ持ち、テレビやメディアにも多数出演している“ツヨカワ女子”RENAだ。
女子シュートボクシングの祭典Girls S-cupのトーナメントで4度の優勝を果たし、女子立ち技打撃格闘技では圧倒的な強さを誇り、“絶対女王”の地位を不動のものにしたRENAは、2015年大晦日にRIZINのリングでMMA(総合格闘技)デビュー。跳びつき腕ひしぎ十字固めを決め、MMAデビュー戦を勝利で飾った。
2016年9月大会では元レスリング世界王者の山本美憂と対戦しニンジャチョークでタップを奪い、4月の横浜大会では左ボディフックで逆転KO勝ちを収めるなど、立ってよし寝てよしのトータルファイターに進化を遂げているRENA。まさに日本の女子格闘技界を牽引する存在といえる。
横浜大会でRIZIN初参戦を果たし、見事勝利を収めた“美人ママファイター”こと石岡沙織は、女子格闘技が黎明期だった2007年にプロデビューし、DEEP JEWELSの前身であるJEWELSの旗揚げ時からエースとして活躍した。結婚・出産のためリングから離れた時期があった石岡だが、2014年5月に2年ぶりに復帰。2016年6月の試合後に、2009年8月にシュートボクシングルールでTKO負けを喫しているRENAとのMMAルールでの再戦を要求したこともあり、今後はRENAとのリベンジマッチが実現するかどうかにも注目が集まる。
柔道をバックボーンに2006年にパンクラスでMMAデビューした中井りんは、デビュー戦ではドクターストップ勝ちを収め、鍛え抜かれた筋肉質の肉体と圧倒的なパワーで勝利を重ね、17戦無敗の戦績を引っさげて2014年にUFCに参戦。
2016年に国内復帰し、RIZIN初参戦となった12月のさいたま大会では、レスリングの村田夏南子と対戦し、リアネイキッドチョークで絞め上げギブアップを奪った。計量時に行われるセクシーなコスプレやグラビア挑戦するなど、“エロツヨ”ファイターと呼ばれる中井だが、今年2月に体調不良などの理由から活動休止を発表。世界レベルの実力を持つ中井だけに、万全での復帰が待たれる。
他にも現役女子プロレスラーながら総合格闘家としても活躍し、パンクラスではストロー級クィーン・オブ・パンクラシストに君臨している朱里や2016年より総合格闘技へ転向しRIZINに出場している山本美憂など、美貌と強さを兼ね備えた女子格闘家は数多い。今後も“ジョシカク”から目が離せない。