民進党が都議会選挙での大敗を受け、所属議員のヒアリングを開始した。出席した議員からは「選挙は結果責任を負うべきだ」「『解党的(かいとうてき)出直し』がなければ」「本当に解党しなければならない」などの厳しい意見が出たという。また、蓮舫代表の日本国籍と台湾国籍の"二重国籍"問題についても「最大の障害だ」との意見が出され、蓮舫代表も今後、戸籍を開示する考えを示したという。
 蓮舫代表の「二重国籍疑惑」が報じられたのは、民進党代表戦の直前だった去年9月。当時は「17歳のとき、日本国籍を選択した」「私は生まれたときから日本人」などと説明していたが、直後に一転して「台湾籍が残っていた」と認めて謝罪。台湾籍を離脱する手続きをとり、去年10月には日本国籍を選択したことを宣言していた。ただ、家族のプライバシーなどを理由に戸籍謄本の公開については行わず、「証拠がなく問題が終わらない」などの批判の声も上がっており、身内である民進党の今井雅人衆院議員も自身のTwitterで「仲間である我々ですら分からないのだから、一般の人は尚更だ。自ら戸籍も見せて、ハッキリ説明することから始めなければいけないと思う。」と説明を求めていた。