7月15日、韓国ソウルで開催される総合格闘技「ROAD FC」(15日14時~AbemaTVで生中継)。この大会には福田力、元女子ボクシング王者のライカなど日本からも選手が出場。この大会でスタートするライト級トーナメントには、佐々木信治と下石康太がエントリーしている。
佐々木は広島県福山市にある総合格闘技道場BURSTの代表も務める、選手兼指導者。修斗で環太平洋のベルトを巻き、RIZIN出場経験も。
佐々木が闘うのは「地方の選手たちの道を拓くため」だという。東京はもちろん大阪、名古屋といった大都市と比べても、福山の一ジムは恵まれた環境とは言えない。トレーナーも練習相手も不足してしまうだろう。
そういう中でも強くなれるということを証明し、地方の若い選手たちの手本になろうとしているのが佐々木だ。妻はかつて世界最強とも呼ばれた女子MMAの象徴・藤井惠。人生のパートナーというだけでなくジムではミットを持ち、佐々木に的確なアドバイスを送ってもくれる。
佐々木にとってのROAD FCは、夫婦で臨む闘いであり、地方から世界へ向けたチャレンジでもある。37歳の佐々木の背中を、たくさんの若者が見ているはずだ。