7月17日の新日本プロレス・札幌大会から、いよいよ夏の大一番『G1クライマックス』(7月17日(月) 15時~AbemaTVで開幕戦生中継)がスタートする。大会に先立ち、同大会で2度の優勝経験を持つオカダ・カズチカに直撃した。
大会について、オカダは「プロレスの“戦い”の部分を一番見てもらいたい」と語った上で「一番簡単なのは僕にだけ注目してくれれば一番『プロレスって何?』っていうのが分かると思うんですけどね」と不遜に語り「僕がしっかりしなきゃプロレスがダメになると思ってるんで」と“プロレス界の顔”である自覚を見せつけた。
一方、6月11日の大阪城ホールでケニー・オメガと戦い、日本のみならず海外からも注目を集めた『IWGPヘビー級王座戦』について聞かれると「自分の中で、ただ単に情けなかった試合ですね。結果が出せなかったという。60分かかっても。試合内容は僕も勝ちたかった、ケニーも勝ちたかったということで、良かったのかもしれないけど。やっぱり納得はできないですよね」と、時間切れ引き分けとなった勝負への悔しさをにじませた。
プロレスの良さとは何か? という質問に対し“選手に感情移入できるところ”と話すオカダは「40代の選手が頑張って、若い選手にボコボコにやられてる中で、40代の人はそういう選手を応援しちゃうと思いますし」と、選手に共感できるところがポイントだとして「絶対、何かしら好きな選手が今の新日本プロレスにいる」と、新日の層の厚さについて言及した。
また『G1 CLIMAX 27』についてオカダは「一番イヤな大会」と即答。強豪レスラーたちの総当たり、リーグ戦という激しい内容であることから「レスラーの中でG1好きな選手っていないんじゃないかと思うんですけど」とぶっちゃける。しかし「近づいてくるにつれワクワクしてきますし、『ヤだな』と思いつつも喜んでる自分がいますね」と、心の中では開催を待ち望んでいる様子だった。
視聴者に対しては「『このG1、忘れられないよね』っていうような大会にしたいですね」と抱負を述べ、自身については「『活躍しなきゃダメでしょ』って思ってますね」と再び自信を見せつけた。
オカダは、プロレスのルールは単純で試合を見ていく中で覚えられるのだとして「『G1 CLIMAX 27』っていう長いシリーズを開幕から見て終わりまで、優勝決定戦まで楽しんでもらいたい」と視聴者にメッセージを送った。