7月17日の新日本プロレス・札幌大会から、いよいよ夏の大一番『G1クライマックス』(7月17日(月) 15時~AbemaTVで開幕戦生中継)がスタートする。大会に先立ち、<IWGP>のベルトを手にした直後の棚橋弘至にインタビューを敢行した。
6月11日に大阪城ホールで開催された『DOMINION6.19 in OSAKA-JO HALL』で内藤哲也に勝利し“IWGPインターコンチネンタル王座”に輝いた棚橋。2年4か月ぶりとなるシングルのベルトを手にしたチャンピオンの表情は充足感に満ちていた。
『G1 CLIMAX 27』について聞かれた棚橋は、27年の歴史がある同大会について「はじめて見ても、大会自体がシンプルなのですごく分かりやすいと思いますね」とA、Bブロックに分かれて1対1の総当たり戦を行うルールのメリットを挙げた。
大会が近づいてくることに対しての心境を問われると、棚橋は「意地悪な質問ですね」と苦笑いする。自身も2度の優勝経験を持ち、今年16回目の出場になる棚橋は、長いシリーズの過酷さがイメージできてしまうというベテランならではの苦悩を明かしたが、「よし、今年もやるぞ!」と気持ちを持っていくための“メンタルタフネス”が大事なのだと語った。
さらに開幕戦の位置づけについて、棚橋は「勝った選手、もう……クッソ有利ですね。点数的にも気持ち的にも」と重要性を説き、「また違った棚橋の引き出しを開けようかなと思います」と宣言した。
自身のアピールポイントについて「一目見れば、この僕からあふれる『エース感』『主役感』というのは感じられると思うんで」と棚橋節を炸裂させ、「棚橋だけ見てれば大丈夫です」と明言。カメラ目線で「ちょっくら優勝してきます」と言いつつ、『G1 CLIMAX 25』では優勝した際に優勝旗のさおを折るという失態をおかしたこともあり、「今年は折りません。でも優勝はします」と余裕の笑顔を見せた。