7月17日の新日本プロレス・札幌大会から、いよいよ夏の大一番『G1クライマックス』(7月17日(月) 15時~AbemaTVで開幕戦生中継)がスタートする。大会に先立ち、出場者で過去に同大会で優勝経験をもつ内藤哲也にインタビューを敢行した。
内藤はインタビュー前から「いつも言ってるじゃないですか、オクパード(忙しい)なんですよ。カンサード疲れているなんですよ」と不機嫌な様子だったが、『G1 CLIMAX 27』のイメージを聞かれると「これ以上ない“踏み台”ですよ」とキッパリ。
悪い意味ではない、としながらも「エントリーさえすれば誰でも、この強力な“踏み台”を踏めるチャンスがある。新日本プロレスのトップ選手になるには絶対に踏まなきゃいけない」と独自の理論を展開し「優勝しないと、新日本プロレスのトップ、日本のプロレス界のトップ、いや世界のプロレス界のトップには立てない。まあそういうイベントじゃないですか」と重要性を説いた。
視聴者に向けては「“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”を、まずは皆様に見て欲しい。そして何かを感じて欲しい。僕らは常に皆様に何かメッセージを投げかけてますから、見て頂ければそのメッセージが伝わると思います」と語った。
注目されている開幕戦での飯伏幸太との試合については「素晴らしいものを持っているレスラー」などと称えながらも「ただ、彼はこの1年間に一体何試合やったんですか? 俺は150試合近くやってる、この一年間。彼は一体何試合やったんですかね? 両手で収まるくらいしか試合してないんじゃないですかね? そんな選手がパッと出てきて結果を残せるほど甘い大会じゃないですからね」と、この1年間の重みについて言及し「後悔する試合になるんじゃないですか?」「飯伏幸太にはしっかりと現実をお見せします」と自身の勝利を確信している様子だ。
また、同大会について「この強力な“踏み台”を踏んで、2歩先の“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”これからお見せしますよ」と、『G1 CLIMAX 27』を利用して見せるのだと不敵な笑みを浮かべた内藤。今後の目標については、「ドーム以降、さらに大きな夢が俺の中に出てくる」と、視線は遥か先(東京ドームでのメインイベント)を見据えていた。