今年の新日本プロレス・G1クライマックス(7月17日(月) 15時~AbemaTVで開幕戦生中継)の話題の一つは、ベテラン・永田裕志が「最後のG1」だと公言していることだ。
出場は今回で19年連続19度目。これまで途中欠場は一度もなく、過酷な連戦に臨む上で大きな武器となるコンディションは新日本でもトップクラスといっていい。道場でひとり、心肺機能を鍛える練習に取り組む姿は、棚橋弘至も絶賛していた。
毎年、G1に向けて公開練習を実施することでもおなじみの永田。今回は若手の岡倫之、北村克哉を引き連れビーチ特訓を行なった。酷暑の中でのスタミナ作りだ。
「永田裕志の痛さ、怖さ、強さをフルにぶつけていく」と語った永田。7月17日、札幌大会の開幕戦で闘うYOSHI-HASHIがキックボクシング特訓を公開したことを“永田対策”とし、それよりも自分をアピールしたほうがいいとアドバイスしてみせた。
この自信、この見方は、長年にわたって新日本を背負ってきた選手だからこそ得られたものだろう。最後のG1、永田裕志ならではの新日本イズムを見たいというファンは多いはずだ。
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