受動喫煙の防止対策強化を盛り込んだ健康増進法改正案の国会提出は、厚生労働省と自民党の意見が一致を見ず、結局先送りされた。
 厚生労働省が示した、床面積30平方メートル以下のバーやスナックを除き屋内を全面禁煙とする法改正案に対し、たばこ議連の反対を受けた自民党案は「喫煙の表示があれば可」などと大きく後退。自民党たばこ議連の野田毅会長は「禁止を前提にして、それから先に進めていくようなやり方はダメだ」とコメントしている。