『頭山』で日本人初、アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた、世界的アニメーション作家・絵本作家・山村浩二の最新絵本『怪物学抄』が河出書房新社より発売された。
 「筋肉質な暗闇」「レントゲンケーキ」……不可解な怪物たちが繰り広げる、奇妙なカイブツショウ!中世ヨーロッパの怪物学者が覗いた世界を描いた待望の絵本に、発売前から、各界より絶賛の声が集まっている。
中世ヨーロッパの架空の怪物学者が観察した、さまざまな怪物たち。家庭用人形劇を思わせる舞台を背景に、こわかわいいモンスターたちが、まるでショウのように、それぞれの生態をあらわにしています。彼らの不可思議な動きがまざまざと感じられるすばらしいタッチ。「飼いならされた野生」「筋肉質な暗闇」など、シンプルなことばとことばの出会いがもたらす奇妙な衝撃。ページをめくる喜びにひたって安心していてはいけません。ラストまで、あなたも無事ではいられない! 毒っ気たっぷりのユーモアあふれる絵本の誕生!!