好勝負の連続となった7月23日の修斗・後楽園ホール大会(7月24日(月)21:00~AbemaTVで放送)では、セミファイナルで国際戦も行なわれている。バンタム級世界1位・佐藤将光とアメリカのルーベン・デュランの一戦だ。
バンタム級といえば、RIZINのGPが開催されることで注目の階級。佐藤は今年3月、環太平洋チャンピオンシップで石橋佳大と大激闘の末、ドローに。その石橋はRIZIN参戦を決めており、実力的に差のない強豪・佐藤の闘いも期待された。しかも相手のデュランは元UFCファイター。佐藤にとっては試練であり、大チャンスでもある。
試合は予想通り、打撃戦に。佐藤はデュランが思い切り振ってくる右フックを食らう場面も。しかし、そこで慌てることなくローキックを当て続け、デュランのバランスを崩していく。
そして1ラウンド終盤、デュランに蹴り足をキャッチされたものの、ガードが下がったのを見逃さずに強烈な右のパンチをヒット。これでダウンしたデュランに追撃のパンチを浴びせてKO勝利となった。
会心の勝利に雄叫びを上げた佐藤は「見たか! これが修斗の1位です。UFCをリリース(契約解除)された選手には負けません。もっと強いヤツとやらせてください」。注目の階級で、佐藤将光の存在はこれからさらに輝いていきそうだ。