四国から関東までが一斉に梅雨明けし、いよいよ本格的に夏到来。しかし梅雨明け翌日、湘南の代表的な海水浴場である片瀬江の島海岸には、かつてのような大勢の人でごった返す光景は見られなかった。
江の島海水浴場営業組合の組合長・臼田征弘さんは「全体的にお客は減っている。完全に減っている。昔の何百万人って、それこそ夢みたいなことはね、もう無いとは思っている」と話す。
そんななか、日本財団が「海と日本」という名の調査結果を発表。「10代の4割は、海への親しみをあまり感じていない」というデータがあり、若年層になればなるほど、海への親しみは薄れているという。
AbemaTV(アベマTV)の若者向け総合情報番組『原宿アベニュー』で、原宿の街を歩く若者に聞いてみたところ、
「(海は)行かない、汚いから」
「なんか肌が荒れる気がする。汚いイメージっていうのもあるし、変な生き物とかいそうだし」
「電車で行くってなったらちょっときついじゃないですか。車持ってないと行く気になれない」
「本当に日焼けとかしたくないんで、行こうとも思わないです。トラブルとかに巻き込まれてもいやだし」
といった声があがった。
一方で、いま若者に人気となっている場所もある。東京タワーの夜景を眺めながら、都会のど真ん中でリゾート気分が味わえると話題の「ナイトプール」だ。CanCam.jpの編集長・高田浩樹氏は「去年の夏に始まって、今年の夏で2回目になる。(今年は)開始後10日間で約3倍の売り上げになっている」と盛況ぶりを明かした。
客のほとんどが若い女性で、誰もがスマホでの写真撮影に夢中だ。海ではなく、4200円もの料金を支払ってナイトプールへ行く理由について彼女らに聞いてみると、
「写真映えめっちゃします」
「海も行くんですけど、こっち(ナイトプール)の方が夜にきれいな写真が撮れるので」
「夜で日差しがないので、日焼けとか気にしないで済むから」
とのコメントが寄せられた。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)
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