7月26日(水)、AbemaTV(アベマTV)にて放送された『フジモンが芸能界から干される前にやりたい10のこと』(毎週水曜23時~25時)でお笑いコンビ博多華丸・大吉の博多大吉がテレビ番組の制作スタッフだった過去を明かした。
同番組は万が一、お笑いコンビ・FUJIWARA藤本敏史が不祥事を起こして芸能界を追放されても後悔しないためにゲストが藤本とやっておきたい10のことを叶えていくというバラエティ。普段はゲストが10のリクエストを出すというルールだが、この日のゲストである華大は、「フジモンさんとFUJIWARAの年表が見たい」と、1つのお題を提案。番組の後半では、大吉がバラエティ番組のフロアディレクターをしていたという過去が明らかになった。
そもそも、怪しげなプロダクション(だと、当時の2人が感じたという)「ヒグチ興業」からのスカウトを逃れるために、「福岡よしもと」に所属した華大。「売れてやる!」という気合が他の芸人に比べてなかったといい、若手時代の大吉は人前で話すことが苦手。「緊張してモジモジしてしまうやつだった」と振り返る。
そんな中、91年頃に同期のカンニング竹山ら「福岡よしもと」1期生メンバーだけで番組をやることに。しかし、普通に喋ることも拙い大吉だけは「演者に向いていない」と判断されたそうで、「6人全員出るのに、1人だけ出さないというのもかわいそうだし、番組に予算もないから…じゃあ、大吉はフロアやれ、ってなったんです」と、まさかのフロアディレクター役に任命されたそうだ。
「『役』だから、なんとなくチラチラ映り込むコントみたいな感じのやつかな~」と甘く見ていた大吉だったというが、その仕事はガチ。通常のフロアディレクターとして指示が飛んできたそうで、「『いいからお前は指示を出せ!』とかがっつり言われて…」と振り返り、華丸も「こっちもこっちでそんな盛り上がったトークできなくて。前を見たら大吉さんが罵倒されて、『なんだこのつまんない番組は!』とか言われていて。地獄。前見ても横見ても地獄」と、当時を懐古した。
フロアディレクターの経験は、売れっ子となった現在にも影響を及ぼしているといい、大吉は「この経験が未だにトラウマ。フロアディレクターさんをチラチラ見る癖がついてしまった。今、何を言われているかわかるから。(フロアディレクターさんは)笑顔で頷いてくれていますけど、『こいつらいつまでも同じ話してんだよ』とか『ちゃんとカンペだしてんのかよ』とか言われているのかなと思う」と語った。
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