「遠心力を求心力にどうすれば変えることができるか、国民の皆さんにしっかり託していただける民進党になるのか」
辞任を表明した今日の会見で、そう述べた蓮舫代表。今、民進党の中において「求心力を持てる党首」とは、いったいどのような人物なのだろうか。
AbemaTV『AbemaPrime』に出演した、総務官僚出身、民進党の小西洋之参議院議員(45)は、「携帯電話業界で言えば、ソフトバンク、au、ドコモなどが生きるか死ぬかの戦いを繰り広げているが、そんな中で会社組織を率いて市場開拓し、良いサービスを提供し、生き残っていく。そういう実行力がある政治家が代表にならない限り、民進党に明日はない。だから今、人気ではなく本当に実力のある政治家で代表選を闘っていかなければならない」と発言。
しかし、現時点で立候補する可能性が報じられている面々では、これまでと変わり映えがしないのではないか、本当に民進党が変われるのかとの指摘もある。
これに対し小西議員は「例えばアメリカでは民主党がだめだった時に40代のオバマを選んだ。イギリス労働党はブレア、民主党はキャメロンを選んだ。政党がだめになったときには実力ある中堅・若手を党首に立ててみんなを支える、それが政治だ。民進党は残念ながら4年の間それができていなかった、それを今度やるしかない」とし、「本当に私から見て、このひとに代表任せるべきだという人が現れなければ私自身も立候補します」と明言。
さらに「今、直面している状況で本質を理解し、必要な政策、安倍政権の過ちは何かを国民に訴え、どういう戦略で組織を動かし、マスコミと切った張ったができる人。そういう人は何人もいない」「安倍政権を追い詰められる人間が党首にならなければいけない。私が党首になったら1カ月で自民党・安倍政権を本気で倒しますよ。そのくらいの決意と覚悟のある人間が立候補してほしいし、それを真剣勝負で選ぶ」と述べた。
同席していた元TBSキャスターの杉尾秀哉参議院議員も「国民のために命が賭けられるかどうか、その覚悟が見せられるか。それをを我々は見抜いて選ばなければいけない」とコメントした。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)