8月10日、『ケンコバのクイズ祭り2017!G1SPドキ!おっ秘トークでイっちゃうゼァ!』がAbemaTVで放送された。同番組はケンドーコバヤシが司会を務め、プロレスから下ネタまで振れ幅MAXのクイズにプロレスラーが答えていく…というものだ。
今回は新日本プロレスが誇る真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX』にまつわるクイズを出題。パネラーは小島聡、中西学、永田裕志、野上ジャスティス慎平で、前回の同企画では女性ゲストが華を添えていたが、今回は平均年齢45歳の男だけという、女っ気ゼロのメンバーで番組は進行した。
会場となったのは池袋にある鰻屋『うな達』で、店主もプロレスファンなのだそう。一般客が店内をにぎわす中、飲み食い自由であることを伝えたケンコバは「気楽な感じでやっていきましょう」と場を和ませた。ルールは用意された45問のクイズから、最多正解数を競うというもので、1位に輝くと『うな達』のお食事券が進呈される。
さっそくアルコールで乾杯した出演者たちだったが、酒好きの永田はケンコバに酒量を聞かれると「映画1本(鑑賞で)でボトル1本」と回答。最近でも朝まで飲むことがあるという中西は、酒を飲みながらの進行について「色々なハプニングがあることを期待してください」と不穏なコメントを放つ。
クイズ序盤は「『G1 CLIMAX』初代優勝者は?」(答え:蝶野正洋)、「『G1 CLIMAX』名前の由来は?」(答え:競馬のG1レースから)といった肩慣らしの問題が続く。「2003年大会で天山広吉が初披露した技は?」(答え:アナコンダバイス)の問題の際には、当時新日で起きた選手の大量離脱の話題に。2002年に一度新日を退団した小島(2011年に復帰)は、当時選手らにあいさつをした際に軋轢は無かったと語ったが、藤波辰爾に関しては様子が違ったようで、握手をした際に「ものすごい力だった」と苦笑していた。
続いて問題はゲストたちにまつわるものに。まずは小島に関するクイズで「『G1 CLIMAX』での自身のベストバウトは?」という問いに、小島は2010年の棚橋弘至との決勝戦を挙げる。新日所属ではない“外敵”として参戦していた小島は、試合の2か月前に手術をした左肘の“爆弾”を抱えながらも勝利を収めたが、ケガを携えての出場には葛藤があったとも語り「思うところがいっぱいありました」と、初優勝となった同大会を振り返った。
その後もクイズによって「試合前にパイン飴を食べている」「一番恐れるレスラーは獣神サンダー・ライガー」といった小島のディープな情報が明らかになり、ファーストキスの年齢を当てるという問題では「15歳のとき、実家で幼馴染と」と赤裸々に語る一幕も。
続いて中西に関するクイズへ。彼が選んだ『G1 CLIMAX』ベストバウトは、1999年大会の対武藤敬司戦だった。試合前の合宿で行ったキックベースでふくらはぎに肉離れを起こしていたという中西は、苦戦しながらもアルゼンチンバックブリーカーで武藤を下しており、「まさか優勝できるとは思ってへんかった」と振り返る。なお、その後の問題で“一番恐れるレスラーは佐々木健介”だとも語っていた。
さらに永田に関するクイズが出題され、ベストバウトとして2007年の中邑真輔との戦いを挙げる。永田は中邑について「『新日本プロレスとは?』という考えを持っていた」と、ヤングライオン時代から広い視野を持っていたことを明かすと、試合については「中邑が化けたな(と思わせる)」内容だったと振り返る。
ここで試合のVTRが流れ、お互い殴る蹴るの激しい応酬から、永田の攻めによって中邑が肩を負傷し試合続行不可能になるという熾烈な内容が映し出されると、永田は「今ちょっと見て震えた」とコメント。永田はWWEでの中邑の活躍について「なるべくしてなったのかな」と評し、「行けるところまで行って欲しい」とエールを送った。