8月10日、『ケンコバのクイズ祭り2017!G1SPドキ!おっ秘トークでイっちゃうゼァ!』がAbemaTVで放送された。同番組はケンドーコバヤシが司会を務め、プロレスから下ネタまで振れ幅MAXのクイズにプロレスラーが答えていく…というものだ。
今回は新日本プロレスが誇る真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX』にまつわるクイズを出題。パネラーは小島聡、中西学、永田裕志、野上ジャスティス慎平という、まさに男だらけ(平均年齢45歳)で番組が進行した。
番組前半では、それぞれ『G1 CLIMAX』で優勝経験を持つ小島、中西、永田のベストバウトについて語ったが、後半では一転『G1ものまねクイズ』のコーナーに。今までの『G1 CLIMAX』に出場した選手のものまねをして、他の回答者が当てることになった。
永田は特徴的すぎる“かすれ声”を表現して見事、本間朋晃のものまねを披露したが、小島は「すべてはEVILだ」というそのまま名前を言ってしまうという反則技を披露し、ケンコバも「ものまねと呼んでいいのか!?」と困惑していた。中西はほとんどパフォーマンスできなかったが“神無月”というヒントから“馳浩”という答えを強引に引き出させていた。最後はケンコバが「メディアでは出したことない」と、石川敬士のものまねを披露し、このコーナーは終了。
クイズ後半戦は「1992年大会でプロレスラーに転向した大物は?」(答え:中西学)、「優勝パレードを行った唯一の選手は?」(答え:天山広吉)といった問題が出題される。話題も再度『G1 CLIMAX』についてのものとなり、中西は「(両国)国技館でシングルでできるのはすごいこと」と、同大会の特別さを語る。一方、永田も1999年の対小島戦で「長州さんにエラい怒られた」などと振り返り、ケンコバが何度もいきさつを聞こうとするも「それは言えない」と口を閉ざしつつ、翌日の試合で橋本真也に「昨日のアレ、全部返したな」と言われたことを明かしていた。
『G1 CLIMAX』での優勝について「見返りが大きい」という永田は、賞金1千万、世間からの見られ方、メディアからの取材と、一夜にして得ることのできる恩恵の大きさを語る。しかし、永田は同大会への出場を今回までと宣言しており、その理由を『日本レコード大賞』に例えて「大物は卒業するべき」と持論を展開。「G1でアピールしなくても、強さ、知名度は世間に浸透している」と胸を張り、大会での若手の台頭を期待しているのだという。さらに永田は「プロレスラーの強さってなんだろう?」という自分への問いに「ダメだと思ったとき、立ち上がれるか立ち上がれないか」と、つまり“人間力”に行き着いたそうだ。
最終問題は「ケンコバの予想する今年の『G1 CLIMAX』優勝者は?」という問題で、答えはジュース・ロビンソン。これには全員が不正解だったが、ケンコバが「どうなるか分からないのがG1」とコメントすると全員がそれを認め、永田は「G1には『優勝を狙う』って言わない人間が出ちゃいけない」と付け加えた。
見事クイズで優勝を飾った永田が、会場となった鰻屋『うな達』のお食事券をゲット。いよいよ8月13日(日)に両国国技館で優勝決定戦を迎える『G1 CLIMAX 27』。今年の栄冠は誰が手にすることになるのか? 最後まで目が離せない。