いよいよ明日に迫ったプロボクシング無敗の元5階級王者、フロイド・メイウェザー・ジュニアと総合格闘技UFCの2階級王者、コナー・マクレガーの世紀の対決(8月30日(水)21:00~AbemaTVにてディレイ中継)。前日の公開計量が、対戦の地ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた。
先にコナー・マクレガーが登場。アイルランド国旗を羽織り入場すると、試合が始まるかのような大きな盛り上がりを見せた。対してメイウェザーがTシャツとキャップ、スウェットで入場すると会場からブーイングが起こった。
マクレガーが、153パウンド(約69.4キロ)でクリアをポーズを決めると、メイウェザーが相手を銃で撃つようなパフォーマンスから計量を終え、過去のボクシングキャリアで最重量の149.5パウンド(67.8キロ)で計量をクリアした。
対戦前、最後のフェイスオフでも、変わらずまくし立てたマクレガーは、計量後のインタビューで「水を飲みすぎでむくんでるんじゃないのか?あんな酷い体型のメイウェザーは初めて見た」と挑発したと明かし、「俺は犠牲を払ってここまで体重も仕上げてきた。明日はだいぶ大きくなると思う。170ポンド(約77キロ)にはしたい、この客の声を聞けば(ほとんどが自分のファンだと)判るだろう。ボクシングのリングをモノにしてやる、明日はやってやろうじゃないか」と威勢よくコメント。
一方のメイウェザーがインタビューに登場すると館内はブーイングの嵐に。「こういう経験は過去にもある、ファンの(悪い意味での)熱も感じてる、お互いトラッシュトークを続けて来たけど、明日は戦うだけ。相手の体重は関係ない、試合は試合。でも長い試合にはならないよ」試合の展望を語り、「計量もキャリア最後になるかもしれないが、どういう思いか?」という質問には「計量も、体重計も最後になることも何も関係ない、コナー・マクレガーも最後の試合になるだろう」とコメントしブーイングする観客に対しても「ファンは選手たちのために戦うことはできない。戦うのは自分たちだけだ」と冷静に語った。
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