現地時間8月26日、アメリカ・ラスベガスで行なわれたボクシングマッチ、フロイド・メイウェザーvsコナー・マクレガー(8月30日(水)21:00~AbemaTVにてディレイ中継)。メイウェザーが10ラウンドTKO(レフェリーストップ)で勝利を収めている。
UFCで2階級制覇、圧倒的な打撃力と対戦相手を挑発するトラッシュトークでMMA最大のスターとなったマクレガー。「メイウェザーとボクシングルールでやる」と言い出した時には、誰もが実現不可能だと思ったはずだ。
ところが、マクレガー旋風は無敗のまま引退した世界5階級制覇のレジェンドすら巻き込んでしまう。MMAvsボクシング、究極の他流試合とも言うべき一戦の実現だ。ファイトマネー100億円とも言われるメガマッチは、一度引退したボクサーとボクシングデビュー戦の選手による対戦。批判も大きかったが、それも含めて凄まじまい話題を呼んだ。
蹴りも寝技も使えない闘いでも、マクレガーはアグレッシブにファイト。しかし中盤、マクレガーに疲れが見え始めると、ボクシング史上に残る技巧派・メイウェザーがペースを握る。最後は一方的な展開になり、レフェリーがストップ。
これでメイウェザーはデビューから50連勝。リングに上がるのは「今度こそ最後」だという。一方、敗れたマクレガーも、その勇敢なファイトぶりを多くのファンが賞賛。この「世紀の一戦」は、マクレガーという規格外の存在があってこそ実現したことだけは間違いない。