8月30日(水)、AbemaTV(アベマTV)にて放送されたお笑いコンビ・FUJIWARA藤本敏史の冠番組『フジモンが芸能界から干される前にやりたい10のこと』に、お笑いタレントの千原ジュニアがゲスト出演し、若手時代のFUJIWARAの才能について明かした。

同番組は万が一、藤本が不祥事を起こして芸能界を追放されても後悔しないためにゲストが藤本とやっておきたい10のことを叶えていくというバラエティ。この日は「同期千原ジュニアとホームパーティー3時間SP」という企画が開催され、藤本とジュニアが、たこ焼きを囲みトークを繰り広げた。
最初に飛び出したのは、2人の若手時代の話。ジュニアは「俺らは8期生って言って、同期がバッファロー吾郎、なだぎ武とか大山英雄とか、そういうのが2~300人いて、その中で1番最初に出たのがFUJIWARA。NSCの教室を誰よりも先に飛び出して、NSCの在学中に舞台に立ってたから。二丁目劇場っていう劇場があって、そこにみんな何とか出たいという中、在学中にオーディションに受かって出てたわけ」と有名な師匠の弟子や、すでにデビューしている芸人であってもなかなか出演できなかったという二丁目劇場に、養成所時代からFUJIWARAは出演しており、いかに2人が優秀であったかを説明した。
当時はボケとツッコミが現在とは反対で、原西孝幸がツッコミを担当していたという。「今は原西の動きを見慣れているから普通に見れるけど、当時はあの奇妙なめちゃくちゃ面白くてトリッキーな動きでツッコミをするわけ。NSCの生徒なんか全員がライバルで笑ったら負けみたいな世界やん。なのに生徒たち200人くらいが全員ドーンって笑うねん」と大爆笑のエピソードをジュニアが述べると、藤本は「当時のウケ具合、鮮明に覚えてるもん。もう29年経ってるけど」と少し照れたような表情を浮かべながら事実を認めた。

ちなみに、原西を中心に笑いを取っていたようで「今とパワーバランスが違うから。笑いは9:1で原西やもん。ボケぜんぜんおもろないもん。ツッコミで全部回収していくねん」とジュニア。藤本も「それわかっててやってたからね。ツッコミで笑いを取ろうというのが。ボケなんてしょうもない小さいボケやったもん。ツッコミで笑いをとろうと」と認識していたようだ。

さらにFUJIWARAは、吉本興業所属の若手芸人たちで結成された、ダンスとお笑いをミックスしたユニット「天然素材」のメンバーとしてもいち早く活躍しており、ジュニアは「東京で天然素材っていうすごいグループで大人気のユニットができたわけ。俺らは大阪では流れてへんから知らんねん。でも唯一の情報源は(天然素材のメンバーだったバッファロー吾郎)竹若と(千原)せいじが一緒に住んでいたから。東京から帰ってくるたびに竹若が両手に抱えきれないくらいのプレゼントを持って帰ってくるわけ。殺伐としたせいじの部屋。豪華絢爛な竹若の部屋。天国と地獄を台所からずっと見てたから。よっぽど東京ですごいんやろな」と感心していたそうだ。

だが、藤本曰くせいじは高慢な態度をとっており、ジュニアがNSCに入る前には「秘密兵器を連れてくるでみたいな。そんな感じを出しおんねん。今にお前ら見とけよと。来るで。時代の寵児を連れてくるでと」と、自信満々だったそうだ。
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