ドラマ『豆腐プロレス』とそのリアル興行である8.29後楽園大会に向けた練習で出演メンバーのコーチを務めたミラノコレクションA.T.が、大会翌日にブログ(ミラノコレクションA.T. ~2nd Life~)を更新している。
そこに記されているのは、かつて名選手としてならしたミラノの『豆腐プロレス』にかける覚悟、熱い思いだ。「このプロジェクト任されて、製作委員会は私の意見をだいたい聞いてくれました。でもそれは逆に言えば、面白くなかった場合とケガ人出た場合のリスクを背負うということなので、とにかく考えまくりました」
今回の難しさとしてミラノが挙げているのは、大半の試合がアイドルどうしの試合だったこと。「今まで有名な芸能人がプロレスした時は何回もありましたが、相手やパートナーにプロがいます」「上手いプロはホウキ相手でも試合ができる…と言われますから、プロがいると全然違います」
プロレスを知らないアイドル同士の試合をどこまで面白いものとして(かつ安全に)成立させるか。ミラノにとっても、それは大きなチャレンジだったようだ。
自身もケガで引退しているからこそ、プロレスのハードさ、危険性は充分すぎるくらい配慮していた。逆にセミファイナルに登場した工事現場同盟(ユンボ島田&クイウチ松村)に関しては、力があるからこそプロのレスラーとの試合を組んだのだという。
凄まじい情熱を『豆腐プロレス』に注ぎ込んだ結果、「この夏、4キロ痩せた…」というミラノ。それでも「3日で3時間しか睡眠取れなかった時のこととかどーでもよくなった」というくらいの手応えを感じたという。
豆腐プロレスの成功は、アイドルとプロレスに共通点を見出し、真摯な姿勢で指導に当たったミラノの存在あってこそだと言える。企画が今後も続くのであれば、また眠れない日々となりそうだが、ファンにとっては期待が高まる一方だ。