6度目の核実験を強行した北朝鮮。今週土曜の建国記念日に向け、さらなる挑発的行動も懸念され、国際社会の緊張感が高まっている。4日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、専門家を招き、北朝鮮の核保有の脅威と、今後のシナリオについて話を聞いた。
 国際安全保障が専門で核抑止にも詳しい神保謙・慶大准教授は「今回の核実験は出力が桁違いに大きい。広島型原爆が15キロトン、長崎型が20キロトンだったことを考えると、その数倍の威力の爆発実験を成功させた。具体的には山手線内くらいをほぼ壊滅させることができるくらいの大きさものだ。そういうことを覚悟してこの事態に臨まなければならない。インド、パキスタン、フランスも最初の実験から10年というスパンで計6回の実験を行ない、核の小型化に成功した。今回、水爆実験に成功したとすると、これに相当の目処がつき、ミサイルの弾頭に核兵器が搭載できる段階になったということを証明したかったのだろう」と指摘する。