G1クライマックスの熱狂から約1ヶ月、新日本プロレスのタイトル戦線が新たな局面を迎えている。

秋の大一番の一つとなるのが、10月9日の両国国技館大会。ここでIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカに挑戦するのがEVILだ。

G1クライマックスではEVILがリングネームと同じ名前の必殺技を決め、オカダのフィニッシュであるレインメーカー封じにも成功。オカダとしてはリマッチ、夏の屈辱を清算して前に進みたいところだろう。

9月7日に行なわれた後楽園ホール大会では、メインで5vs5イリミネーション戦がマッチメイク。オカダ&石井智宏&矢野通&ウィル・オスプレイ&ロッキー・ロメロvs内藤哲也&EVIL&SANADA&BUSHI&髙橋ヒロムという組み合わせだ。

10.9両国大会ではG1優勝者・内藤哲也がIWGP挑戦権利証をかけて石井智宏と対戦。これは内藤がG1で石井に敗れていることから決まったもの。今回の10人タッグは、つまりオカダvsEVIL、内藤vs石井の前哨戦であり、また9月10日の福島大会におけるNEVER6人タッグ選手権を見据えた組み合わせでもある。

そんなCHAOSとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの全面対決は、内藤と石井が最初に姿を消すという波乱の展開に。しかし最後の1人となったEVILがオカダを場外に落とし、さらにロッキーにEVILを決め、前哨戦を制している。

王者・オカダの首を狙う存在として大アピールを展開したと言っていいEVIL。現在のところ、来年1月4日の東京ドーム大会で対戦する権利を持つのはオカダと内藤だが、他の選手たちはその図式を崩そうとしてくる。EVILが勝って内藤と、石井がオカダと同門IWGP対決を行うことになるの可能性もある。

また9月10日の福島大会では鈴木みのるvsマイケル・エルガンのNEVER無差別級タイトルマッチも行なわれる。さらに9.16広島、9.24神戸とタイトルマッチが続く新日本マット。各王座をめぐって、連日激しい闘いが展開されることになる。

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