昨日9月12日に東京・神楽座にて映画「あさひなぐ」の部活生限定特別試写イベントが行われ、乃木坂46の西野七瀬、中田花奈、斉藤優里、共演者の富田望生が登壇した。
「あさひなぐ」は、こざき亜衣の同名漫画が原作の実写映画。監督は「ヒロイン失格」「トリガール!」などを手がけた英勉が務めた。映画初出演にして初主演を務める西野が本作の主人公・東島旭を、中田および斉藤が旭の同級生を、富田は旭が所属するなぎなた部のムードメーカー役を演じている。映画の内容にちなみ、なにかしらの部活動に所属する学生限定で行われた今回の特別試写イベントには、部活のユニフォームに身を包んだ男女80名が集まった。
西野と富田が袴姿、中田と斉藤が上下ジャージ姿で舞台に登場すると、集まった観客からは大歓声と拍手が上がった。4人は自身が所属していた部活動を明かしつつ自己紹介。西野は高校の時にダンス部、富田は中学の時に吹奏楽部で打楽器担当、中田は中学の時にバトントワリング部、斉藤は中学の時に硬式テニス部に入っていたとのこと。
謎の部則があった(中田)
自己紹介と挨拶が終わりイベントMCから「撮影現場で『部活動らしいな』と思ったシーンがあったら教えてください」と質問が飛ぶと、西野は「合宿のシーンです。部活といえば合宿というイメージがあって。私は合宿に行ったことはないんですけど、なんとなく憧れがあったので、映画の中で体験できてうれしかったです」と回答。そして中田が「全体を通して、旭ちゃんが(白石麻衣演じる)宮路真春先輩を尊敬するシーンが多くあるんですけど」と前置きしてから、「部活といえば、”先輩に憧れる”っていうのがありますよね。私、女子校だったんですけど、先輩1人だけに連絡先を聞けるっていう謎の部則があって。連絡先は文化祭の時に聞きにいけて、バレンタインのときは憧れの先輩1人だけにチョコを渡しました(笑)」と学生時代のエピソードを明かすと、他の登壇者は驚きの表情を浮かべていた。
ベースです(西野)
続いて来場者からの質問を4人が答えていくコーナーに突入。「学生時代に見ていて、かっこいいなと思った部活は?」という問いに斉藤は、「乗馬部です。通ってた学校にはなかったんですけど、馬を乗りこなしている姿を見ると男性でも女性でもかっこいいなって思います」と憧れの気持ちを吐露した。登壇者の中で唯一の現役女子高生の富田は「出来ることならば、なぎなた部に入ってガチでやりたい」と述べ、中田は「バスケ部が憧れでした。颯爽と走る姿がかっこいいなと思いました」と語った。そして西野はギターを持った観客を指差した後で、「軽音楽部です。自分が高校生のとき軽音部の練習してる音が聞こえてくる感じが印象に残っていて」と学生時代を振り返り、やってみたい楽器については「ベースです」と回答した。
私も一緒に汗を流したい(斉藤)
続いて「マネージャーをしてみたい部活は?」という質問が投げられると、斉藤は「高校野球です。一緒に甲子園に行くようなマネージャーさんってすごく苦労されてると思う。私も一緒に汗を流したいです」と憧れの思いを口に。それから中田が「水泳部です。私は泳げないんですけど(笑)、見てたら気持ちいいんだろうなと思って。水族館とかも好きで、イルカがスイスイ泳いでる姿とか好きなんです(笑)」と場内の笑いを誘うと、続いて富田は「チアダンス部です。女の子たちがすごくキラキラしていて、その姿を支えるマネージャーさんのキラキラした姿も見たことがあって、それがかっこいいと思いました」と熱を持って語った。そして最後に西野の番になると「どうしよう…」と困惑した表情を浮かべる。その後で「あんまりハードじゃないのがいいです。私、マネージャーに絶対向いてないと思います。応援とかはできるんですけど…。なので全然仕事できなくても、許してくれる部活がいいです」とコメント。これに中田が「許してくれるよ。かわいいから」と思わず声を上げると、会場にいる多くの観客が首を縦に振っていた。
最後に参加者との記念撮影を実施。それから西野が「部活にすべてを懸けた女の子の物語です。観てくれた人が何かを感じ取ってもらえたらうれしいです」と映画をピーアールし、イベントは幕を閉じた。映画「あさひなぐ」は9月22日より全国で上映開始。なお、乃木坂46が歌う映画主題歌「いつかできるから今日できる」は10月11日にリリースされる。
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