今から100年以上前に起きた第一次世界大戦の裏で、戦局を大きく変えた女性がいた。彼女の名はマタ・ハリ。その美貌で、多くの軍関係者らを誘惑し、肉体関係を持つことでさまざまな情報を入手していたとされている。このような作戦は「ハニートラップ」と呼ばれており、主に女性の諜報員が機密情報を得る目的で政治家などを誘惑したり、脅迫したりすることを指す。
 実際にハニートラップを行っていたという北朝鮮の元工作員、元正花(ウォン・ジョンファ)氏。8年間にわたって韓国などに潜入し、その美貌を活かしたスパイ活動から「北朝鮮のマタ・ハリ」とも呼ばれた。