9月23日、さいたまスーパーアリーナにて、UFC日本大会が開催される(朝8:30~ AbemaTVで生中継)。
恒例となっているこの大会には、毎年日本人ファイターや日本にゆかりのある選手が数多く出場する。過去の大会ではヴァンダレイ・シウバやジョシュ・バーネット、マーク・ハントがメインを張ってきた。
今回、メインに出場予定だったのはライトヘビー級のマウリシオ・ショーグン。日本のファンにはPRIDEでの活躍で知られている。
だが、このショーグンがケガにより急きょ欠場。代打としてオヴィンス・サン・プルーと対戦するのは、岡見勇信に決まった。話があったのが今月15日だというから、まさにスクランブル参戦だ。
岡見がUFCに出場するのは、4年ぶりのこと。かつてミドル級でタイトルマッチも経験し、トップファイターとして活躍しながら、突如としてリリースされている。
現在はウェルター級だから2階級重い試合のオファーとなるが、この4年間UFC復帰だけを目指してきた岡見だけに、断る理由はなかった。「断ったら一生後悔すると思った」と岡見。今回は不利な状況での試合だが、これをきっかけにウェルター級でチャンスを掴みたい。いきなりのカード変更も、岡見の歴史を考えればドラマチックな展開だ。
また今大会には、レジェンドファイターとも言える五味隆典も出場。現役は続けるものの、今回でUFCでの試合は最後になるようだ。「終わりよければすべてよし。全力でやるだけ」と言う五味。現在は4連敗中、しかも完敗が続いているだけに、日本のファンの前で「これぞ!」という試合を見せてほしいところだ。
他にも女子の近藤朱里、ベテランの廣田瑞人、中村K太郎から新時代を担う石原“夜叉坊”暉仁、佐々木憂流迦、阿部大治など日本から注目ファイターが出場。UFCという世界最高峰の舞台に挑む選手たちが、ホームの後押しで大爆発する姿を楽しみにしたい。
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