日本人初のボクシング世界3階級制覇を成し遂げた「浪速の闘拳」が、手に汗を握っている。元プロボクサーで現在はトレーナーの亀田興毅氏が、プロライセンス取得を目指す教え子の人気YouTuberジョーのプロテスト再挑戦に「おれもさすがにプレッシャーがある」と心境を吐露した。
![亀田興毅氏、教え子YouTuberのプロテスト再挑戦に緊張「おれもさすがにプレッシャー」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/c/d/724w/img_cd0250b599ff59adc349dc9dfecca8ed264706.jpg)
興毅氏はAbemaTVで放送中の「亀田×ジョー プロボクサーへの道~3ヶ月でデビュー戦~」で、ジョーのトレーナーに就任し、日々指導を重ねている。9月1日に行われたプロテストでは、合格が有力視されていたが、ジョーはまさかの不合格。なんとか目標を達成させるために、9月26日のプロテストでの再挑戦を決定した。「とにかく死ぬ気でやりきろう。課題は実戦練習。手数とディフェンスだから」と、ジョーに気合を入れた。
現役引退から約2年が経ち、今後はトレーナーとしての手腕も問われる興毅氏だけに、今回のプロテストは大きな挑戦だ。初めてアマチュアボクサーをプロにするというチャレンジで、1回目の不合格は不測の事態だった。「おれも悔しい思いをした。ああいう思いをしないように。おれもさすがにプレッシャーがある。次はないからな」。興毅氏、プロを目指すジョー本人、さらには協栄ボクシングジムと、いろいろなものを背負った再テストだけに、興毅氏の体にも未体験の緊張が走っている。
ジョー自身は本格的なトレーニングを始めて3カ月とは思えない成長を遂げ、フットワークなどは現役選手も上回るほどのものを見せている。9月24日放送分では「進歩しているよ。こんな短期間で」と高く評価もしていただけに、なんとか合格させたいという思いが日に日に強まっている。
ラストチャンスを前に、5月の「亀田興毅に勝ったら1000万円」以来、ジョーとスパーリングも行った興毅氏。師匠の思いが拳を通じて弟子に届いていれば、9月27日の発表では、きっと「合格」の文字に丸がつく。
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