人気YouTuberのジョーがボクシングのプロテストに合格した。前日26日に行われたプロテストの結果が、今日27日に後楽園ホールで発表。9月1日の初挑戦ではまさかの不合格だったが、2度目の挑戦で3カ月のトレーニングでライセンスを取得するチャレンジを、見事に成功させた。
ついに前代未聞の「プロボクサーYouTuber」の誕生だ。ジョー自身「今は何よりもライセンスが欲しい！」と願っていただけに、発表を確認した瞬間は「人生で一番うれしいです！」と、トレーナーの亀田興毅らと抱き合い、喜びを爆発させた。前回は興毅氏のいとこ、亀田京之介と2人で受けたプロテストで、「不合格」に丸がついた。この日発表されたのは、前日のプロテストを受けた28人のうち合格した18人の名前だけ。合格率64.3％と決して楽なものではなかった。
7月にAbemaTV「亀田×ジョー プロボクサーへの道～3ヶ月でデビュー戦～」でスタートした過酷な挑戦。振り返れば、つらくも楽しい思い出がたくさん詰まっている。「つらかったのは不合格。自分が一番ださくて、かっこ悪かった。普通なら会えないような、元世界チャンピオンの方々に直接指導を受けられた日々は、新鮮ですごく楽しかったです」と振り返った。
苦労と挫折を味わい、2度目の挑戦でようやく手にしたプロライセンス「1回落ちた分、感動が2倍でした」と話すジョーにとって、これまでYouTubeに投稿してきた挑戦動画とは比較にならない、濃密な挑戦だった。「ライセンスが取れたので、デビュー戦はしたいですね。いろんな人たちに見に来てもらって。かっこいいところを見せられる、そんなデビュー戦にしたいです」。“破天荒YouTuber”から“破天荒プロボクサーYouTuber”になったジョーだからこそ、デビュー戦もあっと驚くものになるはずだ。
プロテストの模様の一部や合格発表は、10月1日放送の番組内でも紹介される。
協栄ボクシングジム・金平桂一郎会長のコメント トレーニングは興毅くんがやっていたから安心していたが、3カ月では無理だと思っていた。最初の練習で動きを見て、時間があればプロになれるかなと思った。こういう形で一般の人、若い視聴者のみなさんにボクシングがおもしろいと思ってもらえたなら、ジョーくんの果たした役割は大きいと思います。
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