27日、都内で行われた、映画「ナラタージュ」の試写イベントに、出演した嵐の松本潤、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督らが出席した。
企画段階から映画化まで、10年にも及んだという行定監督は「やっぱり映画は、作られるタイミングで出来た作品は幸せなのです」と喜びを噛み締めている様子。「今思うと、この場所にいるメインキャストが揃うまでの、待機期間であったようです」とコメント。
「どうしても、キャストのスケジュールが合わずに、無理くり映画を作ってしまうことも現実にありますからね。特に恋愛劇は、皆さんにとっても、身近な感情として描かれます。なので、ここに映っているものは、決して、特別なものではありません。だからこそ、嘘がつけない。嘘がつけないような役者たちに演じてもらうことが必要だったのです」とベストな配役で臨めたことをアピールした。
作品は高校教師と生徒して出会った二人が、時を経てから再会。禁断の恋に落ちる物語。主役の松本は「今作は、明るくてハッピーな恋愛映画ではありません。なので、皆さんが、どう受け取ってもらえるのか興味があります」と話し、"一生に一度の全てを捧げた恋"について、「皆さんが経験してきた恋愛と比べてしまうでしょう。また、今後のことですが、この作品の記憶が残っていて、思い出してしまうキッカケになればいいですね」と語った。
見どころついて松本は「架純ちゃんの表情が崩れるシーンです」。「体当たりの演技が、如実に出ています。そこは、女性の皆さんにも共感してもらえるはずです」と伝えていた。
映画「ナラタージュ」は10月7日より全国にて公開される。
(C)AbemaTV/撮影:野原誠治