28日、臨時国会の冒頭で衆議院が解散された。これにより、衆議院議員総選挙が10月10日に「公示」、22日に「投開票」の日程で行われることになる。
『けやきヒル’sNEWS』（AbemaTV）では、2014年まで3年間衆議院議員を務めた村上政俊氏が、解散時に三唱される「万歳」時の心理を自身が経験した立場からコメント。「今回の選挙は構図がわかりにくい、見えにくいことになっているので、胸騒ぎ、高揚感とともに『一体どうなるんだろう』と不安を抱えている議員の人たちも多いと思う。選挙の際は『日本の行く末を決める』と毎回言われるが、今回ほどその意味が重い選挙はない。小池さんの動きによってかく乱されている点では、本当に何が起こるかわからないという気持ちを多くの人が持っていると思う」と語った。
また、小池都知事の動きによって情勢がめまぐるしく変わる点について、テレビ朝日・政治部デスクの細川隆三氏は「小池新党なるものができて、こういう時の政局は本当に一日一日、午前中と午後でも動きが変わってくるもの」と話す。また、政治部記者を務めた経験から「1993年の細川政権ができる前の選挙戦。それから、小泉郵政解散の時も解散前後で郵政の民営化法案をめぐって相当なすったもんだがあって、あげく否決されたという動きも凄かった。今回も10日の公示前まですったもんだをやると思う」と今後の展開を予想した。
また、今回ほど先が見えない選挙はないとし、「90年代以降、政権交代は3回あったが、これらはいずれも先が見えていた。ところが今回はわからない。小池さんが世論に与える影響がどこまであるのか。首都圏では相当な影響があると言われているが、地方でどうなるのかはわからない。小池さんに対する批判はあるが、安倍さんも消費税を上げる・使い道を変えると明確したことで批判はある。有権者がどちらを理解して支持するかは、これからの選挙を通じた論戦ではっきり見えてくる」と述べた。
（AbemaTV／『けやきヒル’sNEWS』より）
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