中国共産党大会が24日に閉幕し、最高指導部の人事が決定した。そんななか、中国のベストセラー作家・余華さんが『中国では書けない中国の話』(河出書房新社)を日本で出版した。
 刺激的なタイトルの裏にある中国の実態とは。『けやきヒル’sNEWS』(AbemaTV)は余華さんに独占インタビューを行い、言論統制などの“タブー”について話を聞くことができた。
 余華さんは現代中国を代表する作家の1人。出世作は張芸謀(チャン・イーモウ)氏が監督を務め、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した『活きる』の原作小説だ。政治に翻弄され家族を次々と失うも、「活きるためだけに、力強く活き続けた」男の一生を描いている。映画版は中国で長らく“上映禁止”となっていたが、小説はより中国共産党に批判的な内容でありながら無事出版され、売り上げ1000万部を超えるベストセラーになった。