11月5日の新日本プロレス・大阪大会では、IWGPインターコンチネンタル(IC)、IWGPジュニアヘビー級、NEVER無差別級と、3つのタイトルマッチが行なわれる。10月30日には、そのタイトルマッチの公開調印式が開催された。
インターコンチネンタル王座をかけて対戦するのは、王者・棚橋弘至と挑戦者・飯伏幸太。棚橋はG1クライマックスで飯伏に敗れており、この試合はベルトをかけてのリベンジマッチとなる。
ただ、テーマはそれだけではない。棚橋は対戦が決まると、今の飯伏について「もったいない」、「何をやっているんだ」と、挑発とも叱咤激励ともとれるコメントを残してきた。飯伏自身「爆発」できていないという現状を感じ取ってのことだ。
この調印式でも、棚橋は「飯伏のターニングポイントにする」と発言。自分をアピールする以上に、飯伏のキャリアを再生、あるいはプロデュースしていきたいようだ。
対する飯伏も意気込みは充分。かつては中邑真輔、現在は棚橋と2人の「神」が巻いたIC王座を「どのベルトより価値がある」とし、そんなタイトルを獲得することで「変われるんじゃないか」と言う。
勝ち負けはもちろん、そこから何が生まれるか、選手にどんな変化が訪れるか。熱だけでなく“深み”のある対戦だ。
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